10連敗、されど「データは裏切らない」
正直に告白します。現在、私は競馬予想で10連敗中です。 「ボロボロ」という言葉がぴったりな状況ですが、不思議と悲観はしていません。なぜなら、私にとって今の競馬予想は「ギャンブル」ではなく、「エンジニアリング」そのものだからです。
連敗は単なる負けではなく、システムが市場とどうズレているかを教えてくれる、極めて貴重な「デバッグ情報」です。今日は、私が取り組んでいる「競馬 × FileMaker × AI」という掛け合わせの試行錯誤について、ありのままを綴ります。

馬場状態という『変数』を管理し、データという事実に基づいた予想を行うための起点です。

10連敗は、失敗ではなく『データのデバッグ』に過ぎない
「競馬 × FileMaker × AI」という掛け合わせ


私は数ヶ月前まで、ChatGPTを少し触る程度のAI初心者でした。しかし、「競馬の解析システムを作りたい」という一心で、Geminiを相棒にFileMakerでシステムを構築し始めました。
最初は競艇のデータ解析から入りましたが、ロジックが成立せず撤退。しかし、その時培った「FileMakerでデータをリレーショナルに管理する」という技術は、現在の競馬解析システムにおいて最大の資産になっています。
動画や情報源から「これは使える!」と直感したものを、すぐに自分のデータベースに反映させる。
この「インプットを即座にシステム化する」というプロセスこそが、今の私の最強の武器です。
予想の精度を上げる「ベース」と「トリガー」


膨大なデータの中で迷子にならないよう、最近、予想のロジックを整理しました。
- ベース(土台): 環境条件(クッション値、含水率、コース適性など)。「そもそもこの条件で走る資格があるか?」を判定する。
- トリガー(引き金): 調教データ(調教タイム、厩舎のパターン)。「今、最大のパフォーマンスを発揮できる状態か?」を判定する。
これまではすべてのデータを同列に扱っていましたが、この二階建て構造に変えてから、予想の迷いが格段に減りました。1レースの解析に1時間かかりますが、この「納得感」を得るための時間には、それだけの価値があります。
「環境適性(ベース)」で足切りし、「調教データ(トリガー)」で勝負する。このフィルタリングを徹底するだけで、迷いが劇的に減りました。
3. 「最先端」に踊らされない、道具を選ぶ美学
最近はClaude Codeなど、AIの最先端ツールが次々と登場しています。しかし、私はあえてそれらに手を出さないと決めました。
私のシステムは「Gemini × NotebookLM × FileMaker」という非常にシンプルな構成です。これに新しいツールを組み込むと、学習コストが発生し、肝心の「競馬のロジックを磨く」時間が削られてしまいます。
「AIを研究する」のではなく、「自分の課題を解決するためにAIを道具として使い倒す」。
エンジニアリングの本質は、複雑にすることではなく、目的を達成するための最小限の構成(シンプル・イズ・ベスト)を見極めることにあると、今の試行錯誤の中で学んでいます。
おわりに:プロセスそのものが商品になる
10連敗は痛いですが、的中率10%でも配当が11倍あれば回収率は100%に近づく。この数学的な期待値の概念がある限り、私は自分のシステムを信じて検証を続けます。
「競馬 × FileMaker × AI」の先にあるのは、ただの的中ではなく、自分だけのロジックが市場と合致した瞬間の爽快感です。
今日もまた1レース、データをデバッグしてきます。 連敗の先にある「納得」に辿り着くために。
Data解析は23年前からの積み上げです
実は、私がデータを信じ、システムを構築し始めたのは今に始まったことではありません。 20年以上前、実店舗の経営に限界を感じた時も、私は『勘』ではなく『データ(受注実績)』を信じ、実店舗からネット販売へとシステムを転換しました。
あの時、在庫管理や顧客管理をシステム化した経験が、今の『競馬エンジニアリング』というシステム構築の原点になっています。


20年前も今も、私がやっていることは変わりません。
不都合な状況を、データという『事実』で解き明かし、システムとして再構築する。
今回の10連敗も、かつての経営難と同じく、システムをアップデートするための『デバッグ期間』だと捉えています。

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